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「拉致」解決へ政府は本腰を
松田紗織 (平成27年12月2日付 産経新聞朝刊) 北朝鮮が拉致被害者らの再調査に合意してから1年半近くになる。しかし、今になっても解決に向けた前進の兆しは見えない。 拉致被害者の多くは、30年以上も行方がわかっていない。被害者や家族にとって、あまりにも長い時間が流れた。再...

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2014年12月2日読了時間: 1分
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人生で4番目12
伊藤祐靖 一回だけギャンブルをすると決めた私は、ダブルチェーンノットで編んだパラシュートコードを首から腰へと巻きつけ、30度の崖を降り、そこから更に落ちる70度の崖に対して懸垂下降を開始した。あと50センチ降りれば旗の状態が確認できるところで、降下を止めた。...

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2014年11月29日読了時間: 3分
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人生で4番目11
伊藤祐靖 重り同士が絡まないように注意深く崖下に垂らそうと綺麗に畳んでいたのに、ヘリのおかげでぐちゃぐちゃになった。崖っぷちで、まさに崖の淵で、畳み直せばいいだけの話だったが疲労困憊している時というのは、とかく人を怠惰にさせ、たった一つの小さな手抜きが命取りになるものだ。こ...

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2014年11月29日読了時間: 3分
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人生で4番目10
伊藤祐靖 旗を吊り下げる細工をロープにし始めた。その間じゅう、ひっきりなしに2機のジェット機は私の近くを通過した。その度に作業を中止して隠れなければならない。 「ブーン」 どこか呑気なプロペラの音がしてきた。海上自衛隊の哨戒機P3Cだ。塔載しているセンサーについて、私は海上...

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2014年11月24日読了時間: 2分
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人生で4番目 9
伊藤祐靖 えっ、まさか……。数日前にこの島に中国人たちが上陸している。中国の戦闘機が来てるのか?? ジャングルの中にあって、真上の空しか見えない私は国籍が気になった。石垣島を出港した昨晩から何か大きなことが起きたのかもしれない……。...

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2014年11月24日読了時間: 2分
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人生で4番目 8
伊藤祐靖 疲労感は、その限度を通り越し、絶望感に変わりつつあった。2本の脚で立っているのも苦痛で、その場にへたり込みたくなってきた。仮にここですべてを投げ出してしまっても急に楽になるわけではない。こんな絶海の孤島のジャングルである。ここから、今来た経路を戻り、再び漁船まで泳...

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2014年11月24日読了時間: 3分
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人生で4番目 7
伊藤祐靖 自然界に溶け込んで、幽体離脱している気分だったのに、肉体が存在しているという現実に引き戻された。そればかりか馬鹿にきつい。口から心臓が出てきそうに苦しくなってきた。この程度の傾斜、植生、背負っている重量で、こんなにきついわけがない。何かがいつもと違うはずだ。ペース...

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2014年11月24日読了時間: 2分
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人生で4番目 6
伊藤祐靖 5分もすると、海沿いあった灯台のからも遠くなり、僅かに足下を照らしていた星の明かりも鬱蒼と茂るクバの枝葉が遮断し、完全な漆黒となった。 4日前に上陸した香港の活動家達のうちの数名が密かに残っている可能性は多分にあった。彼らにすれば、我々の乗っていた漁船は、真夜中に...

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2014年11月24日読了時間: 3分
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人生で4番目 5
伊藤祐靖 背泳ぎのような体勢でおでこ越しに灯台の明かりを見つめながら、顔面だけを水面に出して島への近接を開始した。距離は、300m程度だろう。これで、灯台と私の間に人が入ればすぐに判る。要するに私が上陸しようとしている地点に人が近づけば、そいつは灯台というバックライト背負う...

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2014年11月24日読了時間: 3分
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人生で4番目 4
伊藤祐靖 港へ着いて、「第一桜丸」に乗り込むとすぐに弁当を食べた。20時30分の出港直後にまた一つ弁当を食べて、ビールを1リットル飲んだ。べた凪の海面を15ノット程度で進む中、21時には寝た。全長160mある軍艦とは、揺れの周期が全く違うが、船の揺れは、何とも心地よく懐かし...

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2014年11月24日読了時間: 3分
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人生で4番目 3
伊藤祐靖 石垣島のホームセンターでリストに従って必要なものを調達して、ホテルの部屋に戻るとまず、特大の国旗の四隅にロープを付けれるようにすることから始めた。四隅に穴をあけ厚手の布を重ねて鳩目(靴ひもを通す穴にあるような環状の金具)を打ち込んだ。...

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2014年11月24日読了時間: 2分
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人生で4番目 2
伊藤祐靖 香港活動家らが尖閣諸島の魚釣島に上陸した2日後、私は石垣島に向かうため羽田空港にいた。政府は奴等の処分を決定していなかったが、無罪放免としやがった時の腹は決まっていた。 私の乗り込む漁船は、18日の20時頃に石垣島を出港する。尖閣諸島周辺海域は高気圧圏内でべた凪な...

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2014年11月24日読了時間: 3分
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人生で4番目
伊藤祐靖 平成24年8月15日、香港活動家らが尖閣諸島の魚釣島に上陸した。私は、不謹慎ながら心の奥でほくそ笑んでいた。それは、上陸した者、上陸を許した者への感情とは別のものであって、自分の出番が近づきつつあるという予感と今まで培ってきた能力が少しは役に立ちそうだという確信が...

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2014年11月24日読了時間: 2分
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「拉致問題」も重要な争点に
松田紗織 (平成25年7月10日付 産経新聞朝刊) 参院選が公示された。今回はこれまでとは違い、憲法改正や国防問題なども重要な争点になっている。そんな中、いま一度拉致問題にも目を向けてほしい。 警察庁によると、各都道府県警察が「拉致の疑いがある」として、捜査などをしている失...

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2013年7月10日読了時間: 1分
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尖閣事件が明らかにしたもの
葛城奈海 撃論ムック vol.30より 大きな喪失感 あのとき自分の中に渦巻いた感情を、どのような言葉に置き換えればよいのか、いまだに私はこれぞと思う表現を見つけられずにいる。あえて言うなら、耳に入っているはずのすべての音が消え失せ、しばしの不穏な静寂の後に、突如、ぼっと炎...

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2013年2月6日読了時間: 7分
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国民の関心高め「拉致」解決を
松田紗織 (平成24年9月14日付 産経新聞朝刊) 北朝鮮が、日本人拉致を認めてから10年がたつ。5人の被害者が帰国したときは、国中が衝撃を受け、北朝鮮の非道な行為に怒りを爆発させた。 5人の被害者は当初、一時帰国の予定だったが、世論の高まりを受けて永久帰国することになり、...

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2012年9月14日読了時間: 1分
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緊急座談会「戦慄!何も守れない、無防備日本の現実」
激論ムックより 緊急座談会「戦慄!何も守れない、無防備日本の現実」 青山繁晴(独立総合研究所代表) 荒谷卓(陸上自衛隊特殊作戦群初代群長) 坂東忠信(元警視庁通訳捜査官) 西村幸祐(評論家・本誌編集長) テロリストの安全地帯...

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2012年4月4日読了時間: 28分
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今が拉致問題を解決するチャンス―拉致被害者家族の苦難の道を語る―
横田滋・早紀江 荒木和博 月刊誌『改革者』で代表荒木がインタビューをしたもの 特別インタビュー横田滋・早紀江 インタビュアー 荒木和博 予備役ブルーリボンの会代表、拓殖大学海外事情研究所教授、特定失踪者問題調査会代表 北朝鮮による日本人拉致問題は一向に進展していない。ご家族...

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2012年2月6日読了時間: 14分
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北朝鮮の現状と予備役ブルーリボンの会の今後の活動について
昨年12月19日の金正日死亡に関する発表はその後死亡の場所が公式発表と異なることが明らかになっており、死亡した日時も信頼できるものではないが、一方で三男金正恩への後継の動きが続けられている。12月30日には最高司令官に就任した。...

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2012年1月11日読了時間: 2分
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北朝鮮の現状と予備役ブルーリボンの会の今後の活動について
荒木和博 昨年12月19日の金正日死亡に関する発表はその後死亡の場所が公式発表と異なることが明らかになっており、死亡した日時も信頼できるものではないが、一方で三男金正恩への後継の動きが続けられている。12月30日には最高司令官に就任した。...

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2012年1月9日読了時間: 2分
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